食の楽しみは、私の生活の中でも上位にくる楽しみです。
歯を失わず、しっかりかめることは、歯ごたえ、歯ざわりを与え、味覚を助け食べ物を美味しくします。
そんな状況下での家族団欒や友達との外食や喫茶店の談話は
食の美味しさが手助けし、楽しい時間となります。
しっかり噛めて食事を楽しむことは、人を笑顔にします。
また、歯並び、食習慣は親子間で似ていることが多く、
歯の失うリスクも必ず一致するわけではないが、似る傾向があります。
親が年老いて歯が残っていると、子供も歯があって当たり前と思い、子供も予防の意識が出ます。
逆に、親が入れ歯だと、子供も歯を失うことへの抵抗が低く、意識が低い傾向があります。
子供のためにも親が歯に対する意識を高めることが大切です。
当院では、このような想いを胸に、以下のような
「2つの長期性」を軸にして、患者様が長く健康で笑顔になれるお手伝いをしております。
土岐市 歯科 みきえだ歯科は虫歯治療から小児歯科・小児矯正まで対応可能|JR土岐市駅前の歯医者
2つの長期性
1.歯を長持ちさせたい
2.長く通ってもらえる歯科医院を
歯の寿命は奥歯でおよそ50~60年と言われています。
歯は毎日使うもの、家、車などと同じで老朽化は避けられず、壊れるものという認識が実は必要です。
気づいたら歯を失っていたという状況にならないために、
歯について困っていない頃からいかに、車、家同様にメンテナンスや、耐久性を意識した治療をするのかが10年後、20年後の状況を大きく変えると考えています。
当院では、初診時に、資料取りを行います。
その資料をもとに、今のお口の中の状況(現在)から、なぜその状況になったか(過去)を分析し、そして今後いかに今ある歯を大切にもたすか(未来)を患者さんと一緒に考え相談し、
長期性を意識した治療やメンテナンスができればと考えております。
歯医者は嫌なところ、痛いところ、何をされてるのかよくわからない、とネガティブなイメージを抱かれている方は多いように感じます。
歯科医院に通うのには、様々な壁が存在するため、何となく歯科受診が遠のいてしまうように感じます。
当院としては、なるべくその壁を低くして
気軽に通っていただけるように、自分が患者さんだったらどんな歯科医院にいきたいか、を考え形にしました。
土岐市 歯科 みきえだ歯科は虫歯治療から小児歯科・小児矯正まで対応可能|JR土岐市駅前の歯医者
伝えるを大切に
お口の中は見えにくいため、患者さんにとって何をされたかわかりずらく、関心もわきにくい場所です。
少しでもそのイメージを変えたい、少しでもお口のことが伝えることができたら、と考えております。
そこで患者さんに対しては、資料採取やアニメーションツールなどで多くの情報を共有し、より視覚的に理解しやすく「ただ説明した」ではなく「伝える」ことを少しでも可能にするために様々な取り組みを行っております。
資料をとることにより、患者さんに自分のお口の中はどうなっているのか、今後どうすればよいのか、視覚的にわかりやすくお話できます。
歯科医師もその場でみて判断をなるべく避け、資料をもとににさまざまな視点から考察し、歯を長持ちさせるには、何が必要か、なぜ今の状況となってしまったのかを精査し、より正確な診断ができるため、資料取りにご協力していただいております。
「痛いところ直して終わり」ではなく「いつまでも健康な歯でいられる」ために、患者様の貴重なお時間を頂戴いたしますが、必要なステップを踏まえて着実な治療を行ってまいります。
治療内容を決めるのは患者さん自身
治療の進め方、治療方法について、歯科医師が説明しますが、決して押しつけることはいたしません。
治療方法を決めるのは患者さん自身です。
満足いく治療を受けていただくためには、しっかり資料取りをし、カウンセリングを行い、患者さん自身が判断できる材料を得た上で、納得してご自身で治療内容を選ばれる必要があると考えています。
そのために、私たちは「伝える」努力を惜しみません。
7つの「伝える」
1.お口の状態をモニターで確認
電子カルテ、口腔内写真、レントゲンをipadやテレビ画面に移してわかりやすく患者さんのお口の状態をご説明いたします。
2.アニメーションで治療説明
「今日は根っこの治療しますね」では実際何をするのかイメージがつかないと思います。
そこで、当院では、治療内容をアニメーションを用いて説明し、患者様の不安の解消に努めます。
3.マイクロスコープで録画
当院では、口腔内を明るく照らし、最大20倍以上まで拡大して見ることができる、マイクロスコープを導入しております。当院が導入しているマイクロスコープには録画機能が搭載されているので、治療を録画して、分かりやすく説明いたします。
4.口腔内カメラでBefor Afterを比較
治療後に「今日何されたんだろう」という疑問が残るのを防ぐために、口腔内カメラを用いて治療前後のBefore Afterを視覚的に説明いたします。
5.院内サイネージで歯科情報を発信
最近は駅の広告に使われている媒体ですが、当院では、普段聞きにくい、歯ブラシの選び方、歯磨き粉の選び方、知って得する歯科知識など楽しく学べるトピックを常に更新して情報を提供できればと考えております。
6.治療後の説明や資料をお渡し
治療中や直後は何となく診療内容が分かっていても、実際は疑問が多いと思います。そこで、当院では患者さん用の資料を紙にしてお渡しいたします。わかりやすく説明された資料なので、ご自宅で治療や現在の状況を振り返ることができます。
7.個室診療室&カウンセリングルーム
お口のお悩みやご質問をしっかりお伺いするために、完全個室タイプの診療室を採用いたしました。
また、個室のカウンセリングルームもございので、よりじっくりお話しする必要がある場合はこちらでご説明させていただきます。
土岐市 歯科 みきえだ歯科は虫歯治療から小児歯科・小児矯正まで対応可能|JR土岐市駅前の歯医者
医院名に込めた想い
歯科医院名の由来は、木のみきと枝にあります。
故に、コンセプトである「長く健康で笑顔になれるお手伝いをする」をみきとし、そのために何が出来るかを真摯に考え、自分に迷いがあるときには、このコンセプトに立ち返り、 院長スタッフともに同じ方向をみていけたらと考えております。
みきとは木の中心で、いくら太い枝があってもみきの代わりとはなりません。私を含め歯科医師は、どんな最新の機器を揃えたか、どんな最新の技術を学んだか、に目がいき、いつのまにかそれがみきではなく枝の1 つであることを忘れてしまいます。いくら1つの枝が太くても、みきがしっかりしていないと木は倒れてし まいます。
しっかりとしたみきの元、細く少ない枝を太く多くの枝に育てることが、歯の長期性に必要だと思います。
これから、枝自体は時には折れたり曲がったりすることもあるかもしれません。
しかし、みき自体は太く年輪を刻み、地域にしっかり根付いていく。
そんな姿を温かく見守っていただけると嬉しいです。
みきえだ歯科への想い
私の父は駄知町にて塚本歯科医院をしておりました。
この度塚本歯科医院の移転リニューアルに対し、医院名をみきえだ歯科に変更いたしました。
みきえだ歯科の名前の由来は私の祖母の名前からです。
私の同居していた祖母は「みき」と「枝」 で「みきえ」といいます。
研修医の時祖母に話したことがあります。
「おばあちゃんの名前っていい名前だよね、しっかりとした幹があって、そこからの枝があって。おばあちゃん、子供も孫もひ孫もたくさんいるから名前そのまんまだよ」
「そんなことないよ、私は末っ子だったから親が適当につけたんだよ」
いつも謙遜する祖母はこの日もいつも通りの反応でした。
「ひょっとしたらおばあちゃんの名前僕の歯科医院で使わしてもらうかも。」唐突に言った私に対して祖母はにっこり笑いながら恥ずかしそうに手を横に振っていました。
開業を控えた2018年9月に祖母は101歳で人生を終えました。
世間的には大往生です。
ただ、私たち家族にとって年齢は関係ありません。
とても悲しいです。
まだまだ祖母に見て欲しかったことがたくさんあります。新しい歯科医院、3男の誕生もその一つでした。
晩年は段々歩くのがつらそうになり、起きて会話している時間が減り、寝る時間が増えていました。
本当はかなりしんどかったのでしょう。
それでも実家に帰るとなるべく一緒に居てくれて笑顔で、見守ってくれていました。
99歳の時に転倒して足の骨折をしたときも、誰もが寝たきりになってしまう祖母の姿を浮かべたと思います。親戚が何度もお見舞いに足を運び励ましました。
祖母はしっかりリハビリをして自宅にカムバックできました。
そのおかげで、100歳の百寿のお祝いを祖母にとっての子供、孫、ひ孫がたくさん集まり盛大にお祝いできました。
101歳で記憶も意識もしっかりしていた祖母は、私の次男の初節句で名古屋駅まででてきてくれて一緒に食事をして祝ってくれました。1歳の誕生日も元気に祝ってくれました。
言葉では弱音を吐きますが、私たちがお願いしたことをいつも叶えてくれる私たち一家の大きな幹のような存在でした。
しかし、その一ヶ月後に体調を崩し、入院してしまいました。次第に食事も喉を通らなくなり、担当医師からはあと2週間の命と伝えられました。
なるべく時間がとれるところは会いに行きました。合わない入れ歯も修理しました。ただ、診療所でやる治療のようにうまくはできません。
親戚が約束しているわけでもないのにばったり会い、以前より親戚との距離が近くなったようにも感じました。
そんな日々を2ヶ月過ごし、祖母は永眠しました。
今思うと、祖母は最後に家族、親戚が集まり、自分がいなくなっても良い関係が続くように場を設けてくれていたのかもしれません。だから息苦しくてもなんとか頑張ってくれました。
いつもお見舞いにいくと「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えてくれました。
亡くなる前日も私が聞いた最後の言葉は「ありがとう」でした。
ここまで親戚一同に愛された祖母は私の自慢です。
お葬式では、4歳の長男「ばあ、なんで死んじゃったの?」私「そろそろ休ませてあげないとばあかわいそうだよ。いっぱい教えてもらったよ」自分に言い聞かすので精一杯、ただ長男も言葉以上のものを祖母から学んだんだと思います。
「ばあ死んじゃったね。パパママ死んじゃダメだよ。悲しいから」
人は、お食事が年齢に関係なく楽しみで生き甲斐の一つ。
人は食事が取れなくなるとあっという間に弱ってしまう。
元気なうちにしてあげれることはやるべき。
感謝の気持ちを忘れない。
しっかりとした幹のような信念を持ち続けること。
そこから生まれてくるものはかけがいのない宝物で、結果、自分の人生を笑顔にしてくれる。
祖母から学んだものはみきえだ歯科でも実践すべきことばかりです。
お食事をとることは健康に直結します。健康の入り口はお口で、私たちは口腔という健康の入り口を管理させてもらっています。
祖母のように長く健康で笑顔でいられる人を増やしたい。
私たちもそのために医院理念である「長く健康で笑顔になれるお手伝いをする」ことを幹として私をはじめスタッフが強く思い、同じ目標に向かって取り組んでいく。結果、私たちは笑顔になれれば、そんな幸せなことはないです。
なくなる前に、医院名をみきえだ歯科にすることを報告。「ありがとう」と一言。どこまでわかってくれたかは分かりません。もっと早く伝えればよかった。色々と後悔は残ります。
ただ、名前にした以上、天国でずっと見守ってくれているでしょう。コンセプトにそぐわないことをしたら、黙ってはいないでしょう。
意志の弱い私にこれからも力を与えてくれるように感じます。
みきえだ歯科は今始まったばかりです。
これから年輪を刻み、地域に根付けるよう取り組んでいきます。
土岐市 歯科 みきえだ歯科は虫歯治療から小児歯科・小児矯正まで対応可能|JR土岐市駅前の歯医者